※上の画像は本稿とも弊社とも関係ありません。また、権利者から購入したものです。
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ヘタな溶接には個性がある。うまい溶接には個性がない。 |
上の左の写真を見てください。右はその拡大です。
まるで、ミミズ腫れのようです。しかも溶接していない箇所すらあります。
ボルトの穴が見えているとおり、突出看板のブラケットなのです。
大きな力がかかる、大事な部分です。
私は仮付けだと思いましたが、先方は「これで終わりだ」と胸を張ります。
うまくできた、と思っているようでした。
この物件のことはよく覚えています。工場を訪問したときのことも昨日のように記憶しています。
続いて上の写真。左はノーグレードの町工場ですが、溶接の資格(J-WES=ジェーウェス)を持っている方が溶接したのです。
どの物件だったか覚えていません。
右はMグレードといって建物の鉄骨を加工する資格を持った工場の同じく有資格者(J-WES)が溶接したものです。
駅のホームの上家やビルの鉄骨階段などの溶接を見てください。
上の2枚と同じく、きれいに仕上がっていて、どの溶接も同じに見えると思います。
溶接の材料、方法、姿勢まで決められた、うるさい基準に沿って、資格を持った方が溶接するので、皆同じになってしまうのです。
反面、ヘタな人の溶接は個性があります。だから、おぼえているのです。
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